Solutionソリューション

銀イオンとは

銀イオンの特徴を利用した様々な製品が市場に流通しています。 様々な用途に利用される理由には銀イオンの特徴がユニークであるからだと 我々は考えています。

  • 広い抗菌スペクトル非選択性
  • 耐性を生じにくい再現性
  • 揮発しない持続性
  • 微量で効果を発揮する最小変化
  • 銀は食品添加物である安全性

「連続的に使用しても複数の対象に効果を発揮することが可能である」ということが言えるのではないでしょうか。
しかし金属銀は通常イオン化することはありません。 金属銀製品が古くから利用されていたのは金属銀表面で極微量の 銀イオンの存在による効果を経験的に知りえていたと考えています。

つまり銀をイオン化させることが必要になります。

イオン化させる手法も様々です。安定性に優れたものは表面積の割合を広げる(微粒子化する) ことでイオン化しやすくするものや、電気的なエネルギーによりイオン化させるものなど様々です。
また銀イオンは極めて不安定なイオンです。 そのため元の金属銀に戻ろうとしたり、他成分と化合し、安定な状態を形成しようとする働きが他の元素よりも強いようです。

特徴的なイオン、それが「銀イオン」です。

抗菌モデル

3つの抗菌モデルにおいて弊社抗菌化定量データをもとにご提案します。
また「溶液→表面付着」など連続する場合 についてもご提案可能です。

溶液、表面付着による抗菌化の場合、抗菌機能付加への流れ にそって製品化を進めることも可能です。詳しくはセールススタッフにご相談下さい。

抗菌機能付加への流れ

  1. STEP01弊社製品を利用した製品・システムの検討

    検討用途、仕様条件、企画数などを可能な範囲でご相談下さい。
    弊社最適商品の提案を致します。

  2. STEP02資料・サンプルの提供

    サンプルは初回無償提供で弊社基準量を提供致します(受注品除く)。

  3. STEP03試作・試験

    お客様にて試作及び試験。
    効果の指標となる銀濃度の測定がお客様にて困難または不可能な場合は弊社にて測定致します。 (弊社測定検体数には上限があります。また特殊な検体(高粘度等)は測定をお断りする場合があります)

    • ICP発光分光分析装置 ICPE-9820
      ICP発光分光分析装置 ICPE-9820
    • 原子吸光光度計 AA-6300
      原子吸光光度計 AA-6300
  4. STEP04評価・社外試験

    抗菌力試験(JIS試験)及び試験機関(公的機関及びJNLA機関) の紹介及び代行依頼などご相談下さい。
    • (社)京都微生物研究所
    • (財)日本紡績検査協会
    • (財)日本食品分析センター
    • (財)化学技術戦略推進機構 高分子試験・評価センター
    など 。
    当社で評価可能な試験方法もございます。
  5. STEP05抗菌機能付加製品及びシステムの仕様決定・評価完了

溶液、表面付着による抗菌化の場合、上記のながれで製品化を進められる場合があります。 銀濃度の測定に際して想定濃度及び抗菌剤処方をお伺いする場合があります。
仕様に大きな幅、曖昧さ、矛盾点があるまたは抗菌の範囲を逸脱した仕様と弊社が判断した場合、 ご検討をお断りさせて頂く場合があります。

サンプルの無償提供(受注品除く)及び銀濃度測定は弊社規定のお客様へのサービスプログラムです。

サンプルの保存方法・取扱上の注意はセールススタッフにご確認下さい。

弊社抗菌剤の特徴

現在市場では様々な銀イオンまたは銀製品が多数流通しています。 そんな銀系抗菌剤の1つに我々の製品があります。 使用される様々な抗菌剤の中でも弊社抗菌剤には他の抗菌剤と大きく異なる特徴があります。

溶媒に対して銀錯体(錯イオン)として存在する*1

銀イオン単体と比較して安定性に優れている。
一般的な銀系抗菌剤と比較して分散性に優れている。

安定性・分散性に優れた抗菌剤

樹脂練込や 繊維・ フィルターへの後加工の場合、 通常粒子の練込・付着をおこなうため物理的な分散・付着が必要になります。

しかし弊社抗菌剤の場合、銀錯体のため分散性に優れていることから低濃度でも目的の抗菌効果を発揮できます。 そのため一般的*2 な銀系抗菌剤(0.5%前後)と比較して、1オーダー低い濃度でも抗菌効果を確認できています。*3 (弊社調べ)。

また安定性に優れているため、各種溶液や水道水(塩素などの不定量・多成分存在下)でも抗菌効果を発揮します。*4

低濃度利用できる

低濃度のため溶媒への影響を最小変化に抑えることができ、また抗菌剤のロスが少ないため抗菌剤を最大限有効に利用できます。
最小変化で目的の抗菌効果を発揮できるエコロジーな抗菌剤と言えるのではないでしょうか。(資源の有効活用)

  1. *1 粒子としてナノオーダーのスケールでは現在確認できておりません(練込プレート、原液、浸漬液)。 溶媒により存在することが難しいまたは存在できない場合があります。
  2. *2 一般的な銀系抗菌剤とは接触作用及び微溶性の抗菌剤(ゼオライト・ナノシルバーなど)をさしています。
  3. *3 樹脂練込や繊維への後加工をモデルに機能材料として比較しています。
  4. *4 電解銀装置由来銀と比較しています。

技術力とコラボレート

長年培ってきたこれらの技術力が様々な製品に活かされています。
弊社ブランドの採用・実績に裏付けられる定量化されたご提案が可能です。
また、各市場の先端をゆくお客様とのコラボレートにより、我々はお客様とともに成長しています。

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